AppleSiliconでailia SDKを使用する
クロスプラットフォームで利用できる高速AI推論フレームワークであるailia SDKをAppleSiliconで使用する方法のご紹介です。
AppleSiliconについて
AppleSiliconはAppleの開発したSoCの名称です。armアーキテクチャで、強力なCPUとGPUを搭載しています。AppleSiliconの第一世代のM1チップはGeForce GTX1060クラスのGPUを搭載しており、ailia SDKを使用することでGPUを使用した高速なAI推論が可能です。IntelアーキテクチャのMacBookProに比べて、YOLOv3 fullが5倍近い速度で動作します。
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出典:https://www.apple.com/jp/mac/m1/
AppleSiliconでPythonを動かす
macOS Big SurにはPython3.8がプリインストールされており、ユニバーサルバイナリになります。ライブラリを格納するSite-Packagesは共通で、ユニバーサルバイナリであればx86_64とarm64のどちらからでも使用できます。しかし、依存するライブラリが一つでもx86_64の場合は、x86_64で動作させる必要があります。
ailia SDKはx86_64とarm64のユニバーサルバイナリになっています。しかし、現在はOpenCVのarm64バイナリが提供されていないため、現状ではRosetta2のx86_64エミュレーションで動作させる必要があります。エミュレーションとはいえ、ailia SDKはMetalのシェーダで動作するため、大幅な高速化が実現します。
Python3.8をx86_64モードで動作させるには、アプリケーション/ユーティリティフォルダにあるTerminalをコピーし、右クリックして、情報を見るから、Rosettaを使用して開くにチェックを入れます。
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そうすると、x86_64モードでPythonを実行することができ、pip3でopencv-pythonをインストールすることができます。
pip3 install opencv-python
AppleSiliconにailia SDKをインストールする
x86_64モードでもarmモードでもどちらのターミナルでも下記のコマンドでailia SDKをインストール可能です。
cd ailia_sdk/python
python3 bootstrap.py
pip3 install ./
AppleSiliconでailia MODELSを動かす
githubのailia MODELSをcloneします。
x86_64モードのターミナルから下記を実行します。
python3 launch.py
アイリア株式会社はAIを実用化する会社として、クロスプラットフォームでGPUを使用した高速な推論を行うことができるailia SDKを開発しています。アイリア株式会社ではコンサルティングからモデル作成、SDKの提供、AIを利用したアプリ・システム開発、サポートまで、 AIに関するトータルソリューションを提供していますのでお気軽にお問い合わせください。
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